NPO法人自由空間ぶどうの実

自由空間 

ぶどうの実

活動紹介(広報誌)


ぶどうの実通信No.4 (2025年2月23日発行)



自然との関わりを通して



 現代は子どもにとって自然が身近ではなくなっているのではないでしょうか。今は
冬まっただ中ですが、子どもはそんなことにはお構いなし。ぶどうの実では「カブトム
シがほしい!」と言ってくる子どもがいます。そこでぶどうの実に置かせてもらってい
るカブトムシの幼虫(白くてニョロニョロしてるやつ)を見せると、「それじゃない、こ
れ!」と言って成虫(黒くて固くてツノがあるやつ)の絵を指さします。そこで「今はカ
ブトムシはこの幼虫のすがたなんだよ。成虫になるのは7月ごろだよ」と説明しま
す。そのことを、どうやらその子は初めて知ったようでした。


 今回のことはたまたま起きた事でしたが、学ぶ機会になったのは幸運なことだっ
たと思います。「効率化」が優先される社会で見えなくなっていることがあります。人
間は欲しい時に欲しい作物を得る技術を発展させて来ましたが、自然というものは
人間の思い通りにならない一面があるのです。


 わたしは幼い時から、決められたことをするのが苦手な子どもでした。今思うと、
わたしがまず覚えたのは、自分の長所を伸ばすことでした。「自由」な時間をたっぷ
り与えられたのはわたしにとって良かったのだと思います。「自由」はただ自己中心
的にふるまうことになりがちですが、その自由がだれにとっても良いものになるよう
に、このぶどうの実を守り続けていきたいです。


自由空間ぶどうの実 副館長 川上幹太


<こんな活動をしています!>


ぶどうの実 秋まつり  2024年10月19日(土)


(この行事は地域の行事『松花堂ウォーク』と連動して開催されました)



雨が心配されましたが、テントの下でみんなたくさんのおいもを掘り出しました。

ペットボトルを使ったランタンです。下から光を当てると綺麗ですよ!

ハロウィンにちなんで、コウモリ型紙ヒコーキを飛ばしました。




クリスマス会 2024年12月14日(土)


理事長のマジックショー クイズゲーム大会 サンタクロースが来て大はしゃぎ!


行事では、たくさんの参加者がありました。子どもたちにとって楽しい時間になったらうれしいです。



≪冬の生き物たち≫
≪季節の風景≫
ぶどうの実の向かいの水路で捕獲されたモクズガニです。
自然の中では冬は寒さを避けて海に向けて川を降るので
すが、ここではヒーターのそばが好きなようです。
十一月に咲く珍しい花、皇帝ダリア。

今年はたくさんの花を咲かせました。




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