NPO法人自由空間ぶどうの実

自由空間 

ぶどうの実

活動紹介(広報誌)


ぶどうの実通信No.4


自然との関わりを通して


 現代は子どもにとって自然が身近ではなくなっ

ているのではないでしょうか。今は冬まっただ中

ですが、子どもはそんなことにはお構いなし。

ぶどうの実では「カブトムシがほしい!」と言っ

てくる子どもがいます。そこでぶどうの実に置か

せてもらっているカブトムシの幼虫(白くてニョロ

ニョロしてるやつ)を見せると、「それじゃない、

これ!」と言って成虫(黒くて固くてツノがあるや

つ)の絵を指さします。そこで「今はカブトムシは

この幼虫のすがたなんだよ。成虫になるのは

7月ごろだよ」と説明します。そのことを、どうや

らその子は初めて知ったようでした。

 今回のことはたまたま起きた事でしたが、学ぶ

機会になったのは幸運なことだったと思います。

「効率化」が優先される社会で見えなくなってい

ることがあります。人間は欲しい時に欲しい作物

を得る技術を発展させて来ましたが、自然という

ものは人間の思い通りにならない一面があるの

です。

 わたしは幼い時から、決められたことをするの

が苦手な子どもでした。今思うと、わたしがまず

覚えたのは、自分の長所を伸ばすことでした。

「自由」な時間をたっぷり与えられたのはわたし

にとって良かったのだと思います。「自由」はただ

自己中心的にふるまうことになりがちですが、

その自由がだれにとっても良いものになるように、

このぶどうの実を守り続けていきたいです。

自由空間ぶどうの実 副館長 川上幹太



<こんな活動をしています!>
ぶどうの実秋まつり
  2024年10月19日(土)
(この行事は地域の行事『松花堂ウォーク』と連動
して開催されました)

内容:お芋掘り・ランタンづくり・紙ヒコーキ大会

雨が心配されましたが、テントの下でみんなたくさ
んのおいもを掘り出しました。



ペットボトルを使ったランタンです。下から光を
当てると綺麗ですよ!




ハロウィンにちなんで、コウモリ型紙ヒコーキを
飛ばしました。


クリスマス会 
  2023年12月14日(土)
内容:マジックショー、クイズでゲーム、プレゼント

理事長のマジックショー



クイズゲーム大会



サンタクロースが来て大はしゃぎ!



≪冬の生き物たち≫

ぶどうの実の向かいの水路で捕獲されたモクズガニです。自然の中では冬は寒さを避けて海に向けて川を降るのですが、ここではヒーターのそばが好きなようです。

≪季節の風景≫

11月に咲く珍しい花、皇帝ダリア。
今年はたくさんの花を咲かせました。

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